こんにちは!クラリネット奏者のまつり(@matsuricoffee)です。
クラリネットは楽器本体だけではなく、様々なアクセサリー(付属品)が整ってはじめて、気持ちよく演奏することができます。
そんな大事な大事なアクセサリーについて、詳しくご紹介していきます!この記事はスワブについてです。
スワブとは
スワブとは、クラリネットの管内の水分をとるための四角い布のことです。
楽器に吹き込んだあたたかい息が管内で冷え、水滴となります。楽器のベルから垂れているのは唾ではなく、その水滴なんですね。練習していると水滴が管内に溜まってきてしまいます。練習中はこまめにスワブを通しましょう。
スワブの使い方
1.スワブを広げ、紐の端についている重りをたる(バレル)から垂らします。
スワブが畳まれたままだったり、紐が丸まったままだと楽器に詰まってしまうことがあるので注意して下さい。
2.ベルの先からから出て来た重りをゆっくり引き、スワブ自体を抜き取ります。
3.これを何度か繰り返します。基本的にはこのように使います。
練習中はこれでOKですが、楽器をケースにしまう時は以下の手順に沿ってください。
4.楽器をパーツごとにバラし、接続部分(コルク部分や、凹みのある部分)を、スワブ以外のタオルなどで水分を拭き取ります。
なぜ「スワブ以外の」かというと、楽器を組み立てる際につけるコルクグリスがスワブについてしまいます。
グリスの油分がついたスワブを管内に通すのは楽器によくないので、やめましょう。
5.トーンホールやタンポ部分(穴を押さえる白く丸いパッド)をチェックします。
水滴が出ているようだったら、クリーニングペーパーで水分を取ります。そして、トーンホールの中にある水分を、素早い息で吹いて管内に戻します。吹き矢を吹くようなイメージです。
特にタンポは水分に弱いので、少しも水分が残らないように、入念にチェックしてくださいね。
6.パーツごとにもう一度スワブを通します。
7.マウスピースはスワブではなく、ガーゼなどを優しく通します。
マウスピースはスワブに対して大きすぎるので
詰まってしまうのと、マウスピースの内径はデリケートなので、毎日通すと少しづつ削れていってしまいます。
8.スワブは綺麗にたたんでしまいましょう!
スワブは消耗品
バグパイプ奏者が管内の菌を吸い続けたため、肺炎で死亡したニュースをご存知でしょうか?想像しただけでおそろしい…!
マウスピースやリードなど口に含むものも含め、管楽器は清潔に保ちメンテナンスをする必要があります。
スワブはときどき手洗いで優しく洗ったり、定期的に新しいものを購入します。
学校の吹奏楽部だと、ほつれたボロボロのものや、変な匂いがするもの、ありますよね?絶対、今すぐ捨てましょう!!!
お値段も高くないので、個人用に新しいものを必ず買ってください。
おすすめスワブ
購入する際は、それぞれの楽器用のサイズのものを買ってくださいね!
使っている人が多いのがこちら。
私はこちらを使っています。水分をしっかり吸い取ってくれて、簡単にほつれたりせず、頑丈なところがお気に入りです。
こちらも人気だそうです。管内をぴったりはうような感触があり、しっかりと水分を取ってくれます。
ささいなことに思えるかも知れませんが、スワブは楽器をきれいに保つため、大切に使うためにとても大切です。定期的にチェックしてくださいね。
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