2019年2月28日に中目黒にオープンする「Starbucks Reserve Roastery」。
シアトル、上海、ミラノ、NYに次いで、中目黒の出店は世界で5番目。
本家シアトルのロースタリー
私が訪れたのは、スターバックスが創業した地でもあるシアトルのリザーブロースタリー。まるでコーヒーのテーマパークのようでした!
Reserve(リザーブ)というのは、スターバックスの専門テイスターが厳選した、希少で個性的なコーヒーのラインナップのこと。いまや世界66カ国に約2万2千店舗を展開するスターバックス。そしてReserve店は1500店舗ほど。そのReserveの店舗にシアトルのリザーブロースタリーで焙煎した豆が出荷されているんだとか。
場所は、スターバックスの第一号店があるパイクプレイス・マーケットから9ブロック離れた、キャピタルヒルという地域。
1920年築の、もともと画材店と自動車販売店だった建物をリノベーション。歴史を感じる外壁をほとんどそのまま残し、まるで博物館や美術館のような趣になっています。
店内の様子
さっそく広々とした店内へ。入るなり、大きな焙煎機が出迎えてくれます。店内は大きく8つのエリアに分かれています。
・Main Bar
コーヒーマスターが、客に合わせておすすめの一杯を作ってくれます。様々な抽出方法から選ぶことができます。
・Scooping Bar
こちらでもスタッフさんがコーヒー選びを手伝ってくれます。新鮮なコーヒーをその場で詰めてくれます。
・Handpicked at the Roastery
コーヒーやスターバックスにまつわるグッズがたくさん。限定のマグカップや、ピンバッチ。
・Mixology Bar
コーヒーやスターバックスの紅茶ライン、TEAVANA(ティーバナ)を使ったアルコールカクテルを楽しめるバー。目の前にはコールドブリューの抽出器具も。
・Princi
イタリアのベイカーRocco Princiは店内のオーブンで焼いています。ピザのような具材の乗ったペストリーの焼き立てがいただけます。
・Roasting Area
大小ある焙煎機、生豆を保管するためのサイロ、焙煎後のガス抜きをするホッパーがあります。実際に焙煎士さんたちが働いている姿を見ることができます。
・Experience Bar
メインバーと同じく、様々な抽出方法で淹れてもらえます。このバーではエスプレッソドリンクや、ケメックス、サイフォンでの抽出、チョコレートとのペアリングもでき、様々な角度からコーヒーを楽しむことができます。
・Coffee Library
200タイトル以上のコーヒーにまつわる本や古い抽出器具、焙煎器具などが並べられています。階段を上がれば、上から焙煎機の様子を見ることもできます。
コーヒーを様々な抽出方法で楽しむ
メインバー、エクスペリエンスバーでは様々な抽出方法でコーヒーを楽しむことができます。
・クローバー
「バキューム・プレス」と呼ばれる独自の抽出方法を搭載したドリップマシン。コーヒーに適度な蒸らしを加えたところで一気に抽出(吸い込む)、香りをいっさい逃さない絶妙なコーヒーを創り上げます。金属フィルターを使用するため、コーヒーのオイルまでダイレクトに味わえるのが特徴。
・サイフォン
蒸気圧を利用してお湯を押し上げ、高い温度のお湯とコーヒー粉を浸漬して抽出します。理科の実験のようで見ているだけでも楽しい。
・プアオーバーマシン
アメリカではプアオーバーマシンの導入がかなり進んでいます。コンピューターでお湯の温度や蒸らす時間、湯量などが制御されていて、何度でも同じ抽出が再現できます。
他にもケメックスによるハンドドリップや、フレンチプレスによる抽出も楽しめます。
メニューはこちら。
スターバックスファンでもそうでなくても、きっと楽しめるスターバックスリザーブロースタリー。私的にはスターバックス1号店よりもこちらのほうが断然おすすめ!(笑)日本の出店も楽しみです。
Starbucks Reserve Roastery and Tasting Room
1124 Pike St Seattle, WA 98101
7:00 am – 11:00 pm