こんばんは。クラリネット奏者の安藤綾花です。
2月が半ばを過ぎたことにびっくりしているのですが(28日までしかないもんね…!)、芸劇ウインドオーケストラの演奏会がもう来週の25日なことにもびっくりしています。
今回、団員の中からピックアップして頂いて、インタビューを受けたり、ラジオに出演させて頂いたり…会場である東京芸術劇場にはポスター展開もして下さってるみたいです…!
見つけた^_^ pic.twitter.com/jQt2Qhx4Ue
— 田中 大地 Daichi Tanaka (@daichi_hr) February 15, 2017
ホルン奏者の田中大地さんが見つけて下さいました!
ちょっぴり恥ずかしいですが、嬉しいですねー!やっぱりたくさんの人に聴きに来てほしいですから!絶対に来てくださいね!
芸劇ウインドオーケストラ第3回演奏会
詳細はこちら まるでタイムスリップをしているかのように、音楽の旅を楽しめます♪
コンサートに来てくださいと胸をはって言えるだろうか
コンサートに「来てほしい」「来て下さい!」とはっきり言えるようになったのは、恥ずかしながらここ最近かも知れません。
以前は「お時間ありましたら」来てください、「よろしければ」足をお運びください、と枕詞を付けていました。
音楽家はお知らせする機会が多いですから、決まり文句のように無意識に言っているのかも知れません。でも「言葉」について考える機会が増え、最近はとても気になるようになりました。
お時間ありましたら、って、みんな時間なんてないし、よろしければ、って何がよろしいんだ?笑
自分と、仲間と、たくさんの時間と労力をかけて作るコンサート・ライブ。
その時だけの準備じゃなくて、長い時間をかけて培ってきたものも全て反映される。その時のコンサートは今までの人生の証なのに、そんな遠慮がちでいいんだろうか?
誰もそんなコーヒー、飲んでくれない。
私が大好きなコーヒーやさんは「うちのコーヒー、めちゃくちゃ美味しいんで飲んで下さい!」って胸はって言ってる。そこが大好き。本当に美味しいし、毎日美味しいコーヒーを出すために研究を重ねてる。
音楽家だって、毎日いい音楽をつくるために死ぬ気でやってるはずなのに、その成果を「あの…もしよかったら…」ってなっちゃうの。
誰もそんなコーヒー、飲んでくれない。
例えばリサイタルを開催するなんて、もう、人生かけて臨んでるはずなのに「ご都合合いましたら、」「よかったら…」ってなんだそれ。
「この日何が何でも空けて下さい!!!死ぬ気で音楽やるんで、来てください!!!!!」
でいいのになぁ。
中高生の定期演奏会にご招待していただくことも多い時期なのですが、みんなか細い声で「あ、あの、お時間ありましたら来てください…」って言うの。
そうなる気持ちもめちゃくちゃ分かるけど(笑)
だってみんなが頑張ってきた1年間の集大成でしょう?
私は定期演奏会ってすごく大切なコンサートだと思っているので(コンサートの運営や様々な演奏曲ジャンル、必要なスキルがたくさんありすぎる)、そんなコンサートに頑張って取組むんだから「先生!絶対聴きに来てください!!」って恥ずかしがらずに言っていいと思います。
素直に応援してくださいと伝えることは、責任をもつこと
最近は「応援して下さいー!」と素直に言っています。いろんな媒体でお知らせするのも、コンサートやライブに来てほしいから、私のファンになってほしいから、クラリネットをもっと知ってほしいから。
それだけ言うからにはまず自分の音楽がちゃんとしていないといけません。責任を持つという、自分へのプレッシャーでもあります。はっきりとそう言えないときは自信のなさの表れでもあると思うから。
コーヒーやさんが日々美味しいコーヒーを追求するように。
いつでも自信を持って美味しいコーヒーを出しているように。
胸をはって「来てください!」「応援して下さい!」って言える音楽が出来る日々を送ります。
コメントを残す