世界の共通言語は英語だけではない。映画「SCORE」を観れば分かるその理由

英語以上に、世界じゅうの人と話をできるのは音楽だと思っているのだが、その中でも「映画音楽」が最たるものだと、現在公開中の映画「素晴らしき映画音楽たち(原題:SCORE」を観て確信した。

きっと誰しもが、口ずさめる映画音楽のメロディがひとつふたつはあるはずだ。

スターウォーズのメインテーマが流れれば誰もがわくわくするし、インディジョーンズのテーマは勇ましく冒険に出る様子が目に浮かぶ。
たった2音が少しづつ増え早くなっていくジョーズのテーマは、映画を観たことがなくてもなにか恐ろしいものが迫ってくるということが分かる。

その感覚は「日本人だから」という文化的なものではなく全世界共通のものになっていることで、映画がもたらす影響力の強さを改めて思い知る。

「素晴らしき映画音楽たち」は現代の映画音楽シーンを牽引する作曲家たちをインタビューし、考え方や仕事場、レコーディングの風景まで観られるというファンにはたまらない映画だった。

ハンス・ジマー
ダニー・エルフマン
ランディ・ニューマン
ジェームズ・キャメロン…

映画ファンやミュージシャンならたまらない作曲家や監督の面々。映画ファンでありミュージシャンな私も例に漏れず、憧れの彼らがスクリーンに出てくるたびに興奮しながら鑑賞した。

作曲家に詳しくない人でも誰もが知っているであろう、ジョン・ウィリアムズも出演。ここまでくると、映画館で叫び出しそうになったのは内緒。

まだ音楽を全て作り終えていないのに、映画のプロモーションが始まり、青ざめる。

一般客に混じって映画館で鑑賞し、映画ではなく客の様子をじっと見に行く。さらには自分の手がけた音楽が鼻歌で聴こえてくるまで、トイレでじっとこもる。

彼らにかかるプレッシャーと、それでも映画音楽にかけている誇り、プロフェッショナル精神は音楽家に限らず、全ての人に見てほしい。

何度も観ているはずの「E.T」のラストシーンが今までとはまた違ったものに見え、涙が止まらなかった。

私が二ヶ月ボストンで留学していた時のルームメイト、台湾人のSandyはFilm scoringという映画音楽を作るための勉強をバークリー音楽大学で専攻している。

「Sandyと仕事をする」という夢の1つを、改めて強く願うことになった。

すばらしき映画音楽たち

ハリウッド映画史を彩るすばらしき名曲たち
『007』『荒野の七人』『ロッキー』『E.T.』『スター・ウォーズ』『バットマン』『グラディエーター』… ハリウッド映画を彩る映画音楽の名曲の数々。大ヒットした主題歌やメインテーマ曲など、映画史に輝く幾多のメロディがどのようにして生まれたのかが、いま紐解かれる。映像からイメージされた最初のシンプルな旋律が、やがてオーケストラ演奏によるダイナミックで感動的な楽曲へと変貌を遂げていく。映画音楽が誕生して観客に届くまでの知られざる制作過程について、豊富な作品群を題材に描いた貴重な音楽ドキュメンタリー!

監督:マット・シュナイダー

東京ではシアターイメージフォーラム(渋谷)で上映が始まっています。

2017年10月7日(土)よりロードショー
《当日料金》
一般1,300円/学生・シニア1,200円/会員1,100円

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